蟲の手帖 10年1月号(お正月特集)
第8話『新春縁起物小話』


総合解説/コメント


■ずっとやりたいと思っていたカメムシ特集です。

■その臭いから嫌われがちなカメムシですが、よく見ると超美形なんですよ。

■しかし、読み返してみてちょっとリグルをいじめすぎただろうか…、と
 心配になったのですが、まぁ、その、霊夢なので。
 乱暴なのではなく、容赦がないだけなのです。ツッコミに。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


■本編2P目「あんたみたいな小妖怪が…」
 ちなみに神社ではなくて霊夢を敬遠しているのである。


■本編2P目「虎穴に入らずんば……」
 下書きの時点では草の中とか森の中とか書いてありました。


■本編3P目「さてはトンボか、スズメバチ…」
 トンボは勝ち蟲と呼ばれる縁起の良い蟲の代表格。
 スズメバチの巣も「出入りが多い=商売繁盛」と言われたり、
 魔よけとして飾られたりするような縁起物です。
 このほか世界中で幸運のシンボルとされるテントウムシも有名どころ。
 南フランスでは蝉も幸運のシンボルなのだとか。
 きっとみんなが思っているよりもずっと、蟲は人間に幸せを運んでいる。


■本編4P目「合格と五角をかけて〜」
 この辺りのこじつけは「我ながら意外と説得力あるんじゃない?」
 などと思っていたりする。錦金亀虫なんかも相当縁起が良い字面だし、
 カメムシはもっと人気になっても良い蟲だと思うんだ。


■本編5P目「合格祈願〜」
 食品や文具のパッケージに良く見られた「合格祈願済」の文字ですが、
 ちょっと調べてみたら、どうも09年2月に神社本庁が全国の神社庁に
 「メーカー商品への祈祷に応じぬよう」とお達しを出した模様。
 「祈願済」は幻想入りか…と思われたが、某文具メーカーなどは
 今年度は国外で祈祷をしてもらったようである。…実に商魂逞しい。

 今回のリグルの企画はあくまで博麗神社にちなんだ対象(カメムシ)を
 祈祷から受け渡しまで博麗神社で行い、かつ利益を得る目的ではないので、
 恐らくセーフ…になるのかしらん。




登場蟲解説/使用・関連写真


【トラフカミキリ】

■草むらでセスジスズメの幼虫を撮影していたら頭の上に落ちてきた。
 その見事な虎模様は、パッと見 スズメバチに見えるという擬態です。
 頭の上でもぞもぞしている正体不明の蟲を鷲掴みにして目の前に持ってきたとき、
 一瞬 蜂に見えてフリーズしました。この擬態の完成度は高いと思います。




【セイヨウミツバチ】 【セイヨウミツバチの巣】

■近所の公園に野生化したセイヨウミツバチの巣があります。
 人間の保護下にない巣はスズメバチに襲われるため長く持たないと言いますが、
 公園内にあるこの巣の場合は一体どうなんでしょうね?
 今後も継続して観察を続けて行きたいスポットではあります。




【ミヤマアカネ・雄】

■深山茜の名を持つが低山地でも多く見られるアカトンボ。
 7月から 蟲が少なくなる11月頃まで見られるので何となく目立つ。
 翅に帯状の模様が入るのでとっても覚えやすい。




【ツチカメムシ】

■色合いがゴキブリに似ている。薄暗いところで見るとなおさら似ている。
 しかし、よく見れば翅なんかがいかにもカメムシらしい。




【チャバネアオカメムシ】

■クサギカメムシ、ツヤアオカメムシなどとともに果樹の害虫としても嫌われるが
 名前の通り、黄緑色の体に茶色い翅がキレイなカメムシさん。
 




【クサギカメムシ】

■人家などに入り込み集団越冬をしたりする。
■相当臭いという話。カメムシの臭いの嗅ぎ比べというのも興味があるけど、
 未だに実行には至っていない。カメムシ通は臭いで種類が分かったりするそうな。




【エサキモンキツノカメムシ】

■母蟲が卵や生まれたばかりの幼虫を保護することで有名。
 ハート模様がかわいらしく印象的で、長い名前の割りに覚えやすい。







参考文献・図書 一覧(敬称略)


『昆虫摩訶ふしぎ図鑑』 見山博 (保育社)








戻る