蟲の手帖 10年3月号(雛特集)
第10話『蟲の雛』


総合解説/コメント


■「三月号はこれしかない!」と数ヶ月前から待ち構えていたネタです。
 特集のテーマが「雛」に決定するまでゲストはアリスと雛で迷っていました。
 アリスは他にもネタを考えていたので、結局 素直に雛で決定。

■幼虫=蟲の雛なんてところにも引っ掛けています。
 画力がアレで分かりにくいけど冒頭の小さな雛人形は繭雛なんです。
 当初はもっと長い話になるはずで、蚕についても何かしら描くつもりでいた名残。

■原稿用に石人形博物館様からストラップと小さな七福神を取り寄せました。
 我が家の小さな守り神として大切にしようと思います。


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■本編2P目「厄払い以外に何かあると思う?」
 よくよく考えると結構ひどいセリフである。
 雛も内心では普通のお客さんを待っているかもしれない。


■本編3P目「山口県は錦川産と見た」
 ニンギョウカワゲラ自体は錦川以外でも見つかる蟲ですが、
 彼らの古巣を石人形と呼び、一つの文化として大切にしてきたのは
 山口県は錦川周辺の地域の人々であり、この地域以外で見つかる古巣は
 「ニンギョウカワゲラの巣」ではあっても「石人形」ではないのですね。
 また、蟲たちが見事な形に仕上げるには川の様子が重要な要素だそうです。
 もしも錦川の川底がもっと砂っぽかったら石人形も生まれなかったのでしょうか。
 詳しくは石人形博物館さまのサイトをぜひご覧ください。


■本編3P目「あなたも雛なのね!」
 水に関係のある厄除けの人形。幼虫(言わば蟲の雛)の古巣。
 そういうところから流し雛を連想して今回のお話になりました。
 当初はリグルに向かってこのセリフを言ってもらう予定でした。


■本編4P目「何といえばいいか―…〜」
 上記の「あなたも雛なのね!」をリグルに対して言わせようとしていた名残です。
 我が家のリグルの 落ち込みやすいが立ち直りも早いという性格は、
 どうやらそういう性質が原因のようです。 …つまりMなんだな?
 この十ヶ月間に遭った出来事の数々を「…そうかも」の一言で流せる彼女は
 多分、大物の素質があるに違いない。 Mの。




登場蟲解説/使用・関連写真


【背景画像1】 【背景画像2】

■陽射しがもろに夏。原稿にはぐちゃぐちゃと加工して載せています。



【石人形の七福神】

■このとおり、パッと見にはただの小石の塊でしかありません。
 ここから七福神や仏の姿を見出した人間の想像力のなんと自由なことか。





参考文献・図書 一覧(敬称略)


『石人形資料館ホームページ』 商品の取り寄せ等、大変お世話になりました。

■石人形を知ったきっかけは何かの書籍だったと思うのですが、
 どの本だったのかがさっぱり思い出せません…orz
 該当する記述を発見次第、ここに書き足しておきます。








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